【東京都高校野球試合レポート】東亜×城東。東東京地区実力校同士の好カードは城東が制す

秋季東京都予選1回戦、早くも東東京勢2チームの好カードが激突することとなった。東亜学園と都立城東だ。東亜学園は今年の夏は準優勝、一方城東もベスト4まで勝ち進んでいる。申し分のない実力校同士の対決となった。

試合の流れを先に掴んだのは東亜学園だった。1回、先頭の佐藤(2年)がいきなり右中間ツーベースで出塁すると、2番御代川(2年)がランナーを三塁をすすめる送りバント、そして3番橋本(1年)が打った三ゴロで三塁走者の佐藤が一気にホームへ。あと一瞬判断が遅れていれば間に合わなかったであろうタイミングで生還し、東亜が1点を先制。その後5回までに4点を加え、4-1と試合をリードする展開に。流れは完全に東亜ペースであった。

東亜先発の藤下(2年)は、小柄ながらもキレのある直球を投げ込める投手。スタンドから見ていた感じだが、ストレートは初速と終速が変わらない球質であろう。打席にたつと見た目以上にストレートは速く感じると思う。その藤下はランナーを背負いながらも要所を閉めたピッチングで城東打線を5回まで1点に封じる。

img_8554
東亜学園先発の藤下

しかしその藤下が6回に突然崩れる。6回に城東が2点を返し2アウトランナーなしの場面から8番山田(2年)、代打浅野(2年)、1番佐藤(2年)に連続四球を与えてしまい満塁に。ここで打席は2番の河合(2年)。河合の打った打球はセカンドに転がるものの、東亜のエラーが絡み、一気にセカンドランナーまで生還。城東がこの回ついに逆転に成功する。その後も押し出し四球で東亜4-6城東となったところから流れが城東に傾く。

%e4%b8%89%e8%80%85%e4%b8%89%e6%8c%af%e3%81%a6%e3%82%99%e5%88%87%e3%82%8a%e6%8a%9c%e3%81%91%e3%82%8b%e9%88%b4%e6%9c%a8_fotor
8回に三者連続三振をうばう小林(城東・2年)

7回からは城東の背番号1小林(2年)が登板。8回には自身の四球などでノーアウト満塁のピンチを背負うもそこから気迫の三者連続三振。このまま城東が試合を持っていくかと思われた。

しかしここで試合は終わらなかった。あとがない東亜学園は9回、8番竹松(2年)の振り逃げ、代打上西(2年)の四球でランナー1・2塁とすると続く1番佐藤がきっちりと送りバントを決めランナー2・3塁に。打席には2番御代川。ここで城東バッテリーにミスが出る。パスボールから1点を返し東亜5-6城東と1点差まで追いつくと、御代川の右前適時打で6-6の同点に。東亜学園が土壇場で試合を振り出しに戻す。

息を飲むシーソーゲームが展開された江戸川区球場の一戦。それでもこの一戦を制したのは城東だった。9回裏、先頭の宮坂(2年)がセンター前ヒットで出塁すると、最後はキャプテンの両角のセンターの頭を越す2塁打でゲームセット。東東京を代表する実力校同士の対戦は東亜6-7城東で城東に軍配が上がった。

勝ち上がった城東は錦城学園と15日(土)に市営立川球場で2回戦に挑む。

%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%82%a4%e3%83%b3_fotor
サヨナラのホームインを決める宮坂(城東・2年)
%e5%96%9c%e3%81%b2%e3%82%99%e3%82%92%e5%88%86%e3%81%8b%e3%81%a1%e3%81%82%e3%81%86%e5%9f%8e%e6%9d%b1%e3%83%8a%e3%82%a4%e3%83%b3_fotor
喜びを分かち合う城東ナイン